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鍼灸師と小説家の二刀流として人の心や生き方に寄り添いたい
鍼灸学科/2018年卒
鍼灸師 古都 こいとさん
新宿医療専門学校の一番いいところ
「実践的な学びができる環境が整っていること」
併設の鍼灸院で、プロの先生方の治療を間近で見学できる臨床実習は、教科書だけでは得られないリアルな学びの場でした。授業で学んだ知識を現場で確認し、実践的な技術を磨くことができる環境は、大きな強みだと思います。
また、放課後の自主練習も活発で、先生方や先輩から直接指導を受けられる機会が多くありました。部活動も充実しており、私は美容鍼灸クラブとお灸クラブ(現 鍼灸クラブ)に所属していましたが、同じ志を持つ仲間とともに学ぶ時間は、とても刺激的で楽しかったです。学びの濃さ、実践の機会の多さ、そして温かい人間関係。これらが、新宿医療専門学校の一番の魅力だと思います。
この分野・仕事を選んだきっかけ
体調不良に悩んでいた時、鍼灸治療と出会いました。薬では改善しなかった不調が、鍼やお灸で和らいでいくことに驚き、東洋医学の奥深さに惹かれました。その経験が、「自分も誰かの力になりたい」という思いにつながり、鍼灸師を志すきっかけとなりました。
学校で学んだこと・学生時代
「鍼灸師は患者さんの命を支えることもできれば、一歩間違えれば命を奪うこともできてしまう」
初めての鍼実技の授業で聞いたこの言葉は、今もなお、患者さんと向き合う時に忘れずにいる言葉です。命の繊細さ、そして力強さ。そのどちらにも真摯に向き合う姿勢を、学園生活を通じて学ぶことができました。
思い出は数え切れません。むしろ、日々のすべてが貴重な学びの連続だったと言えるでしょう。
授業では、目に見えない細胞の働きから筋肉の構造、症状別の治療法、そして治療家としての心得や作法まで、幅広く学びました。この学校は、単に知識や技術を習得する場ではなく、人間力を鍛えられる場でもありました。
目まぐるしく進化する現代文明の中で、何千年と受け継がれてきた東洋医学の叡智と技法を学ぶことの意義を、一授業ごとに強く感じました。
真剣な学びの中にもユーモアがありました。例えば、隔物灸の実習では、さまざまな食材を試してみて、教室が不思議な香りに包まれたことも。そのような時間を、仲間とともに笑い合いながら、切磋琢磨して過ごしました。
この学校で得た経験を胸に、これからも治療家として歩んでいきます。
これからの目標
私は小説家と鍼灸師の二刀流なので、どちらの道も大切にしながら、自分にしかできない表現や治療を追及していきたいと思っています。
