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【スポーツセミナーblog】北海道日本ハムファイターズ 土肥 崇嗣先生

1月11日(土)に開催されたスポーツトレーナーセミナーの様子についてお伝えいたします!


プロ野球チーム 北海道日本ハムファイターズでトレーナーとしてご活躍されている鍼灸師の土肥 崇嗣(どひ たかし)先生にお越しいただき、トレーナーの仕事について教えていただきました。

新宿医療専門学校では、夏季休暇にインターン実習を行っております。スポーツトレーナーゼミに所属している学生が北海道日本ハムファイターズの活動に参加させていただき、トレーナーの方の選手の対応の見学や、トレーナーの業務サポート等を実施することができます。


〇スポーツトレーナーの仕事

①選手(スタッフ)のトータル的な身体の管理

➁選手・チームの目標達成に向けた医学的に専門的なサポート

 →例)怪我を治す、リハビリ、身体の使い方のレクチャーなど


不調の選手がいた場合、まずは既往症の確認をし、関節の可動域の確認など身体の機能を診ていきます。そして、どのような動きで問題が生じるのかを把握し、症状を再現させることによって身体の状態を評価していきます。

そのため、症状が出ている部位だけではなく、全身のチェックをしていくので、身体全体の解剖学や運動学など、多くの知識が必要となります。

選手の状態はトレーナーだけでなく、チームの首脳陣や選手をサポートする多くの人々と共有していきます。トレーナーの仕事は個人で行うものではなく、組織として行うため、協調性が大切です。

また、選手の怪我の治療や予防、コンディション調整など、求められるものはチームによって様々です。


〇北海道日本ハムファイターズでのトレーナー活動

北海道日本ハムファイターズの施設やトレーナー活動の1日の流れについて紹介していただきました。

1軍ホーム球場のエスコンフィールド、2軍ホーム球場の鎌ヶ谷スタジアムにはそれぞれトレーナー室があり、随時選手のコンディション調整ができる環境が整っています。1軍と2軍では試合のスケジュールが異なるため、試合の開始時間に合わせてトレーナーも活動をしていきます。

2024年時点で北海道日本ハムファイターズでは16名のトレーナーが活躍しております。2016年には8名の所属でしたが、この8年間で倍のトレーナーが所属しており、スポーツトレーナーの需要が高まっているそうです。

また、所属しているトレーナーの方は鍼灸師の割合が多く、トレーナー業界全体で見た際にも鍼灸師資格保持者が34%、柔道整復師資格保持者が17%(JSPO-AT 2018参照)と、鍼灸師の資格を取得している方が多いようです。


〇トレーナーとして大切なこと

 ①なぜトレーナーを目指したか「原点」を大切に

 ➁疑問点や問題点を見つける力

 ③知らないことを知る喜び

トレーナーとして活動は上手くいくことばかりではなく、時には迷うこともあります。そんな時にもくじけないためには、トレーナーを目指したきっかけである「原点」を大切にし、その気持ちを持ち続けることが大事になります。

また、常に小さな疑問を探し続け、解決できるように学び続けることによって、成功体験と喜びを仲間と分かち合い、挑戦する楽しみを見出すことができます。

新宿医療専門学校では通常授業の他にも、「スポーツトレーナーゼミ」の活動を通して、スポーツトレーナーに必要な知識や技術を学ぶことができます。

将来スポーツトレーナーを目指している方は、ぜひオープンキャンパスにお越しください!

SSJSのスポーツトレーナーゼミについてはこちらをチェック!