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鍼灸師とは?

はり師は、体の「ツボ」という場所にはりを使って刺激を与え、きゅう師はそのツボをお灸で温めて、体が本来持っている治る力(自然治癒力)を高めて病気を治します。
この治療は東洋医学という考え方に基づいています。

東洋医学では、「気」(生命のエネルギー)が体中をめぐって健康を保っているとされていて、その「気」の流れが悪くなると病気になると考えます。

ツボは「気」の流れを調整する重要なポイントで、ここを刺激することで体が自然に治ろうとする力を強くします。はりやお灸は、副作用がほとんどない安全な治療法です

  • はり治療:はりは、髪の毛くらいの細さで、直径が0.2㎜ほどです。患者さんの体調や症状に合わせて、指でツボを探し、滅菌されたはりを軽くトントンと叩いて皮膚に刺します。このはりの刺激が、患部だけでなく、その周りの神経にも作用します。また、はりに弱い電流を流して効果を高める方法もあります。
  • きゅう治療:きゅうでは、まず指で押してツボを見つけます。そして、そのツボの上に「もぐさ」という材料をのせて火をつけ、温かい刺激で治療を行います。皮膚の上にもぐさを直接のせる場合と、台座の上において熱を伝える方法もあります。

実際には、はり師ときゅう師の両方の資格を持っている人が多く、はりとお灸を組み合わせて治療をすることがよくあります。

参考:(職業情報提供サイト 日本版O-NET jobtag)